頭と心を育てる 発達ごとの手・指あそび

子どもにとって「あそび」は生活のすべて。あそびのなかで動きをくり返すことで、一つひとつ動作を体得し、"こころ・頭・からだ"のすこやかな成長を育んでいきます。
なかでも、手・指の動きは脳やからだの発達と密接な関係をもちます。ペンをもつ、洋服に手を通す、フタをあけるなど、将来の基本動作にもつながる体験をあそび道具が応援します。

手あそびって、なにがいいの?知っておきたい、手の発達と役割

子どもの手の動きや運動の発達は、毎日のあそびで育まれます。また、手の動きが多い子どもほど創造性が発達するという研究結果も報告されています。成長とともにステップアップする手の発達をヒントに、ぴったりのあそびを見つけよう!

  • ライフハッカー[日本版]の記事より(「手の動きと創造性は比例する」)
  • 動きを"再獲得"

    胎内で動き回り指しゃぶりもできた赤ちゃんも、外の世界では重力を感じながら一から手足の動きを身につけます。自由にからだが動かせるようになる3歳ごろまでの発達を道具が応援します。

  • 手の発達の変化

    手のひらで握るから、つかむ・のばす・ひねる・つまむ・通すと、手や指の動きも順番に発達。距離感・物のしくみ、将来の生活に必要な基本動作を学んでいきます。

  • 目と手の協応運動

    成長途中の子どもは目・耳・指先などの感覚が完全に統合していません。目で見たとおりに動かすという一連の動きは、視覚と指の動きを統合させ、手先を器用に使える巧緻性を高めます。

  • 手と指と脳の関係

    「第2の脳」とよばれ神経が集中している手。脳の発達には、手や指の発達が大きく影響しているとされています。手・指を使ったあそびは、頭と手のつながりを促し脳を活性化します。

発達ごとにそろえたい手あそび・指あそびの道具

お座りでき視界も広がり好奇心が旺盛になる6ヶ月ごろから、あそびも活発になります。触ったり動かしたり、子どもが興味をもち手を伸ばすあそび道具をまわりにそろえ親子で楽しみましょう。

HINT!

はじめての手あそび

寝んねや寝返りを過ぎお座りしてものがつかめるようになると、それを自分で動かすことが楽しくなり、触れたり握ったりと周りの世界に働きかけ動きの幅も広がります。探究心が広がる時期に、自由に動かしやすいもの、持ちやすいもので、「できた!」をたくさん体感させてあげましょう。

HINT!

シンプルな手あそびをくり返す

そろそろ自分でつくりたい!やりたい!という気持ちも強くなってくるころ。同時に、思うようにいかないことが増えるのもこの時期です。積みすいもの、組み立てやすいものがあると自信につながります。

HINT!

手あそびから、色・数・形を学ぶ

子どもはあそびの中に新たな発見をすると、同じ道具を使ってちがったあそびを考案し、さまざまなことを学びます。「ひねる・通す」といった手あそびから、色・数・形といった、さまざまな新しい概念を学んでいきます。

HINT!

赤ちゃん期の砂あそび

1〜2歳ごろは、砂に触ろうとしない子どももいます。そんな時は手から砂がこぼれ落ちたり、楽しく遊ぶ様子を大人が見せてあげましょう。1歳ごろは物を砂にぶつけたり、こすりつけたりして遊び、2歳ごろになると型抜きをしたり泥団子をつくりはじめます。

HINT!

あそびを生活の知恵にする

言葉や算数と同じように、道具を使ったり洋服を着るなどの生活技術は、生きていくうえで欠かすことのできない大切なこと。あそびを通して楽しく手や指を動かすことで自然に動きを身につけられます。

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