生後3〜5ヶ月 そろえたいあそび道具

生後6〜11ヶ月ってどんな時期?

おすわり、ハイハイ、つかまり立ちと、行動範囲が広がることで、好奇心旺盛な様子がうかがえる頃。感情表現も豊かになることから、その子の個性も顔を見せはじめます。また、体格や発達のペースに個人差を感じる頃でもあります。赤ちゃんは生まれながらに発達欲求があり、多少ゆっくりでも焦る必要はありません。その子のペースで成長していく様子を見守ってあげましょう。

この頃からの「あそび」って?

赤ちゃんの視野が広がり、目で見たものに手を伸ばしてさわろうとします。好奇心から、自発的に動き回るようになるので、安心して探索行動ができる環境を整えておきましょう。赤ちゃんの「動きたい気持ち=体が求めていること」なので、どんな風に動こうとしているのか、どういう動きが好きなのか、よく観察してみると、少しずつチャレンジをしていることがわかってきます。また、大人の言葉を少しずつ理解しはじめ、ほめられたことや面白かったことをくり返して遊ぶようになり、一人遊びの時間も増えてきます。

どんなオモチャを
選んだらいい?

この頃の赤ちゃんの発達欲求の中で、
大切な3つのあそびの機能は揃えておくのがおすすめです。

あそびの機能1

「粗大運動」で
からだの基礎づくり

子育て
ママ・バイヤー
より

粗大運動とは、立ち上がる・姿勢を保つ・歩くなど、からだを大きく使う動作のこと。毎日のあそびの中で自然と全身のバランス力や筋力が身に付けられるよう、オモチャでサポートを。無理にこの動きをさせなきゃ!と思わず、必要な筋力を十分に動かしてからだの準備ができあがったら、自然と次の発達段階に進んでいきます。

あそびの機能2

将来の生活スキルに
欠かせない
「微細運動」を応援

子育て
ママ・バイヤー
より

微細運動とは、手指の細かい動作のこと。「なんで手遊びって大切なの?」とよく聞かれますが、それはスプーンを使って食べ物を口に運ぶ、ペンで字を書くなど、日常生活に必要な動作の基盤となるから。赤ちゃん期に、手遊びをくり返すことで、動作が洗練されていきます。誤飲の心配がなく、安心して楽しめるオモチャが◎

あそびの機能3

コミュニケーション
あそびで
スキンシップ

子育て
ママ・バイヤー
より

表情や指差しなど、言葉が未発達の乳幼児期は、非言語を用いてコミュニケーションを取ります。また、スキンシップも大切なコミュニケーション手段のひとつ。肌がふれあうことで「愛情ホルモン」と呼ばれる「オキシトシン」が分泌され、親子の絆づくりや赤ちゃんの安心感につながります。抱っこやふれあい遊びの時間も取り入れてみましょう。