あそびでリフレッシュ 親子のあそびでコミュニケーション

これまで当たり前だった、お友だち大勢とのあそびやおしゃべりが、新しい生活様式に変わり、自然に減っていますよね。
自分の考えを言葉にしたり、感情を発散したりする力は、あそびのなかで育つものだから。子どもたちに代わりの体験を用意してあげませんか。
親子で過ごすおうち時間もアイデア次第!自由な表現で、コミュニケーションのきっかけになる、さまざまなあそびをご提案します。

コミュニケーションの
きっかけになる3つのあそび

からだで触れ合い
あそび

からだを使った触れ合いあそびは、こころの発達にもつながります。相手の体温や力加減、触れた時のくすぐったさを感じながら、自分を客観的に見て知る機会にもなります。

親子でやってみよう!あそびのヒント

  • タオルずもう

  • 背中にお絵描き

好きなように思いきり動いて遊ぶ。抱っこ、追いかけっこ、くすぐりっこ、まねっこ遊びからはじめてみよう。遊びながら、揺れたり、ジャンプしたり、回転したり。親子の楽しいスキンスップで、自然とからだの動きの種類も増え、たくさん笑って一緒に楽しさを味わえば絆もぐっと深まります。

おすすめのあそび道具

協力してつくるあそび

親子で協力して大きな作品に挑戦したり、アイデアを出し合って工夫しながらつくったり。創造力を刺激し、分かち合う時間は親子のコミュニケーションにぴったりです。

親子でやってみよう!あそびのヒント

  • マグ・フォーマーで魚つり

  • ハマビーズ

感性を刺激する素材選びから、手を使って自由にカタチにする。自由な発想とアイデアで完成した作品は、飾ったり、アクセサリーやストラップにしたり、友だちにプレゼントしたり。大人の「すてきだね!」の声かけが自信につながります。

おすすめのあそび道具

気持ちや考えを伝える
あそび

たくさんの言葉を知って使い方がわかってくると、やりたいことや想いがもっと人に伝わり、相手の気持もわかるように。言葉遊びが、新しい言葉との出合いを広げます。

親子でやってみよう!あそびのヒント

  • 目隠しハント

  • おはなしカード

「言葉」は、思考やコミュニケーションの道具で学習の基礎。生活体験や大人のまねっこから言葉を覚えていきますが、意味が理解できていないことも。「言葉×意味」「文字×音」「数字×数」の結びつけをあそびでサポート。言葉が増えると想像力が発達、相手に想いを伝えることが楽しくなります。

おすすめのあそび道具

世界の学び場から〜コミュニケーション力の重要性

新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で、世界の教育現場ではオンライン授業の導入が進み、生活の中でもマスク着用が日常的になっています。そんな状況下で、コミュニケーション力が見直されてきていますが、実はここ数年、ヨーロッパの教育現場でも、「感情を読み取ること」が重要視されるようになっていました。インターネットやSNSなどの普及の影響から、子ども同士の直接的なコミュニケーションが減っているからです。この視点で、教材の商品開発をおこなっているオランダやフランスのメーカーもあります。

  • 教材なども開発する出版社フランス・ナターン社

  • 感情を読み取るうえで重要な顔のパーツは「眉毛・目・口」の3つ。状況や場面とあわせて想像して学ぶ教材も。