生涯つづく“学びたい心”は幼児期のあそびを通して育ち、そこで大切なのは結果よりも、
学んだプロセスと道具から得られる小さな気づき。そして何より面白かったという温かな記憶です。
親子で触れ合うなかでまず子どもの好奇心を優先に、大人は共感と環境づくりで子どもの「やりたい!」を
応援してあげてください。小さな好奇心から芽を育て、発見や学びの体験の量だけ、
その子らしさや未来の可能性を大きく広げます。
子どもたちが主体的に対話しながら深く学び、その過程が楽しい体験になるように。その理念にもとづき、ボーネルンドと各国のメーカーが協同開発。ヨーロッパの教育現場で実際に使われている本格的な教育遊具を日本の家庭でも使いやすい内容にしたシリーズです。五感を使ってたっぷり遊ぶことで生まれる、様々な「なぜそうなるの?」に論理や理屈で受動的に学ぶのではなく、子ども自身が試行錯誤し培われる体験を通じてみずから理解し着実に学べます。
カードまたはブロックを本体にセットし、フタを閉じてペアを見つけるあそびに挑戦しましょう。
絵柄の共通点や関係性を見つけてみましょう。つなげてお話を考えるなど、楽しみ方も様々です。(例:しまうまはトマトとオレンジが好き)
まずはカードを使わずに、好きなビーズを好きな場所に入れてみましょう。同じ共通性があることを理解します。
カードの示す指示を正しく理解し、正しいビーズを選べるか、順番どおりにさせるか挑戦してみましょう。
カードには番号がついていて、難易度順になっています。1番から順番に挑戦してみましょう。
難易度があがると、カードでは見えていないブロックも。何個使うの?どう積む?を考えながら挑戦しましょう。
「トラックの前にひつじ」など、位置関係を言葉に変えて、自分が見えている風景を相手に伝えます。
相手の言葉をよく聞き、場所を想像しながらボードにピースをくっつけます。最後に一緒に答え合わせをしましょう。
フランスで初めて、文字のみの大きな教科書から絵柄や図表入りの教科書を導入し、「苦しくなく、読める・学べる」を実現。そこから教科書だけでなく、目と手を使った体験を通して学びにつながる遊具の開発も盛んに行われ、教育に関わる大人が一丸となり子どもの学びを応援しています。
フランスの教育では「学びを真の理解につなげてほしい」という考えを大切に、一人ひとりの能力に合わせてステップアップできる指導を心がけ、小学校から落第や飛び級の制度を導入。教師も、それぞれの子どもに合わせて自ら教材を選び、多くの教育現場でナターン社の教材が採用されています。
2020年に大学入試変革を受け、講義形式や暗記型の教育方法から思考力を活性化する学習形態へと学校教育も変化しています。なかでも注目されているのが「アクティブ・ラーニング」という、学習方法。これは、人間が生まれながらにもつ「もっと見たい、知りたい」という学びへの意欲や衝動のままに試行錯誤をくり返し、生きる力や知恵を育む“幼児期のあそび”とまさに同じプロセスをふむ考え方。まだ苦手意識がない幼児期の「あそび」を充実させることがますます重要になってきています。