子どもの成長に寄りそい、子どもの目線であそび道具を生み出す作り手たち。
世界には、素材や質感、デザインにこだわり、一つひとつ丁寧に仕上げる人々がいます。
そんな作り手たちの想いが込められた、2025年春の新商品・限定品をお届けします。
作り手01
Meshka & Friends
Meshka and Friends(メシュカ・アンド・フレンズ)がお届けするアート積み木には、創業者Emese(エメス)さんの故郷・セルビアの風景が描かれています。春が最も美しいと言われるノヴィ・サドの街並みや、ゆったりと流れるドナウ川の景観など、その地の趣を感じられるデザインです。素材には、セルビアで街路樹として親しまれているリンデンの木を使用。つくる責任を大切にし、無駄を出さずに活かしながら、一つひとつ丁寧に仕上げています。
Emeseさんは、教育に携わるご両親の影響から、子どもたちとの交流を深めています。彼らの遊ぶ姿を見て、子どもたちの世界には不可能も決まったルールもないことに気づかされたと言います。ゆえに、アート積み木には、積み方に正解はありません。インスピレーションが無限に広がり、自由に表現する楽しさが詰まっています。そんな子どもたちの姿から着想を得て、「PLAY WITHOUT BOUNDARIES=境界のないあそび」をブランドモットーに掲げ、商品づくりに取り組んでいます。また多様な歴史を歩んできたセルビアで、国も境界も超えて誰もが楽しめるあそびを届けたいという平和への想いも込められています。
Brand Introduction
Emeseさんと父Josephさん
創業者のEmeseさんは1996年セルビア生まれ。数学教師の父と幼稚園教諭の母を持ち、自身も子どもの教育に携わることを志しました。大学で学んだ建築の知識を活かし、子どもの自由な想像力と教育に良いものを届けたいという想いから、木製ブロックの開発に至り、2021年起業。ブランド名のMeshka(メシュカ)は、両親からMesiという愛称で呼ばれていたことから由来しています。そんな彼女に大きな影響を与えた父Josephさんも、木製ブロックの製造に携わり、彼女のビジネスを支えています。
Emeseさんと父Josephさん
作り手02
BørneLund Original
赤ちゃんは、五感をフルに使って世界を知ろうとします。なかでも聴覚は、子どもの成長において、最も早く発達すると言われ、耳を通じてさまざまな情報をたくわえます。子どもが初めて出合う音遊びの道具には、やわらかな音色と美しい余韻を持った本格的な楽器がふさわしいと考え、日本国内の楽器工房とオリジナルで開発しました。一音一音丁寧に調律した木琴は、はじめての楽器の贈りものにぴったりです。
この春、こどもの日のお祝いに合わせて全国100台限定の特別カラーをご用意しました。美しい木目を生かし、子どもの成長とともに味わい深くなるナチュラルな風合いに仕上げています。また、<おさかなシロフォン>は子どもたちが楽しく演奏できるよう、一音一音を叩きやすくするために、鍵盤の幅を広めに設計しています。小さな手で奏でる音が、ご家族の思い出とともに響きます。
木琴は「棒でたたく」というシンプルな動作によって、音が生まれる喜びを体験できる楽器です。正確な音階を持ち、複数の音が重なって生まれる和音の美しさもぜひ感じてほしいと、小林昭義社長は話します。
Brand Introduction
三山楽器社長 小林昭義さん
群馬県・前橋市にある工房で作られています。赤城山と榛名山を臨むこの地域は、古くからこけしなどのろくろ加工が盛んな土地でした。昭和30年に創業し、教育用木琴やウクレレなどの楽器を手掛けています。伝統の木工技術を活かし、木材の選定から成型、面取り、着色、組み立て、調律など、約13の工程をすべて人の手を通して丁寧に仕上げています。幼いころに耳にした美しい音は記憶に残るからこそ、子どもたちに本物の音を届けたい。その思いを大切に、一つひとつ丹念に作り上げています。
三山楽器社長 小林昭義さん