楽しいから育つ、生活のちから 1歳半からの手指あそび

1歳半ってどんな頃?

この時期は自我が芽生え、「自分でやってみたい!」という気持ちがぐんと強くなる頃。手や指も少しずつ器用に動かせるようになりますが、まだコントロールすることや力加減は育てている途中です。なんでも触って、やってみたい気持ちを大切にしながら、日常の生活(あそび)の中で手指をくり返し動かすことで、目と手の協応も育まれていきます。

便利な時代に、
手指遊びが大切な理由

私たちの暮らしはどんどん便利になり、ドアは自動で開き、テレビや動画もタッチやスクロールで簡単に切り替えられるようになりました。その一方で、蛇口をひねる、雑巾を絞るといった、複雑な手の動きをする機会は減ってきています。その影響か、子どもたちの筆圧が弱くなっていたり、お遊戯会で「キラキラ」と手で表現する動きがうまくできないなど、気になる変化も見られます。
手首の柔軟性や握る力が育たないと、ケガをしやすくなったり、将来、細かい動きが苦手になることも。だからこそ、日常で減ってしまった“手を使う動き”を、楽しく取り組めるあそびの中で、自然と取り戻していけるといいですね。

どんなオモチャを
選んだらいい?

手指をたくさん使いたいという発達欲求が高まる時期です。
多様な動きが引き出せるよう、子どもたちが夢中になる
3つのあそびからおすすめのあそび道具をご紹介します。

手指あそびのおすすめ商品

夢中になるあそび1

くり返し遊んで、できた!
になる指先あそび

子育て
ママ・バイヤー
より

3本の指でつまむ動きは、鉛筆を持つ・靴ひもを結ぶなど、日常生活に欠かせない力。「ピースを合わせてみよう」「どうぶつにひもを通せるかな?」そんなあそびをくり返すうちに、自然と身についていきます。焦らず、楽しく。あそびを見守ってあげましょう。

夢中になるあそび2

触ってるだけで、楽しい!
自分の手で作りだせる
アート素材

子育て
ママ・バイヤー
より

手で伝わる感触の変化や単純な動作のくり返しで色がつく楽しさなど、たくさん手を動かしたくなる頃にぴったり。「こねる」「つぶす」「押す」といった力加減や、「ちぎる」「丸める」などの微細な動きも楽しめて、自分の表現したいことを手先で作りだせる喜びが味わえます。

夢中になるあそび3

“リアル”な生活で役に立つ
ごっごあそび・からだあそび

子育て
ママ・バイヤー
より

おままごとには、手指を使う動きがたくさんつまっています。道具を使って野菜を切ったり、フォークやスプーンを使ったり。両手を別々に動かすのは、実はとっても高度なこと。本物みたいだけど安心して使える道具で、楽しみながら生活に役立つ力を育みます。