メーカー紹介

“本物”同様の機能美が想像力を豊かに育む

あそびのもり 2019年 53号より

1921年創業の老舗メーカーであるジク社。もとはベルトなど金属を使った製品をつくっていました。第二次世界大戦後、長く続いた暗い時代のムードを払しょくしようと、「子どもたちに遊具を!」という機運が世界的に高まる中、ジク社ではミニチュア・カーづくりをスタート。自社の技術を駆使し、子どもたちの身近にある車を忠実に再現しました。

現在では、街で活躍する消防車や電車、バス、フェリー、トラックやヘリコプターなど500種類以上の製品をつくり、世界60か国に輸出しています。BMWやメルセデス・ベンツなどの車メーカーとライセンス契約を結び、本物の車の設計図からデフォルメせずに忠実にミニチュア・カーに再現。世界の名車が多くそろっています。

ドイツ・ジク本社と隣接する工場、物流センター。

子どもたちは乳幼児期を過ぎる頃から、身の周りの環境や人、モノに興味を示し始めます。空想の世界で遊びながら、模倣体験をくり返していきます。このくり返し遊びを通してさまざまな体験をすることで、子どもたちは生活のルールの多くを学んでいきます。「そのような時期に、本物そっくりの道具を操ることは、子どもたちの想像力を大きく豊かに広げます。だから私たちは“本物”を追求した物づくりを行っているのです」と、ジク社のセールスマネージャー・エドモンドさんは話します。

ヨーロッパ基準の高い安全性も魅力。

ミニチュア・カーの他にも、ドイツ本国の都会の暮らしを再現した「SIKU WORLD」や、酪農のごっこ遊びが体験できる「SIKU WORLD ファーマー」などのジオラマシリーズがあり、子どもの想像力はさらに膨らみます。

現実の世界と空想の世界をつなぐあそび道具は、本物の世界観をしっかり再現してこそ、豊かな成長と学びへつながると、ジク社は考えています。

「SIKU WORLDファーマー」で農場の生活や酪農のごっこ遊びを体験。

ジク社のミニチュア・カー5つの魅力

1.世界の名車がそろう

2.凝ったディテール

3.ヨーロッパ基準の高い安全性

4.大人も楽しいコレクション性

5.正確な縮尺