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知ってる? #ボーネルンドのあそび道具

日本とちょっと違う、
デザインに選ばれる動物

バイヤー担当

子どもたちが親しみやすいことから、「動物」はよくあそび道具のモチーフに選ばれます。日本だとクマや犬、猫が定番でしょうか。一方、海外ブランドの動物アイテムは、見た目は愛らしいものの、たとえばネズミだったり、ラマだったり、お客様から「なんでこの動物?」と不思議がられることも。

ベビー遊具ブランドsigikid(シギキッド)では、“ひつじ”がよく登場します。sigikidの生まれ故郷であるドイツは、農業大国。身近に牧場があり、そこに暮らしている動物たちに慣れ親しむ機会も多いのだとか。

また「縁起のよい動物」も人気。その顔ぶれが国によって違うので、日本人にとってはユニークに感じられるのかもしれません。ネズミやカエル、ハリネズミは、ヨーロッパでは“幸福を運んでくれる動物”とされていて、おとぎ話などにもよく登場します。ここ数年は、ラマ(家内安全)・ナマケモノ(森の守り神)・ユニコーン(力と純潔の象徴)などもよく見かけました。

そして最新のトレンドは、海洋生物や絶滅危惧種の動物たち。とくに海の生き物は大ブームで、今年のニュルンベルク国際玩具見本市でも、おなじみのシロクマやペンギンだけでなく、亀やヒトデまで、さまざまなブランドがモチーフとして選んでいました。そこには、環境保護について子どもたちに伝えたいという強い意志が。かわいいだけじゃない、モチーフ選びへの想いが感じられますね。