メーカー紹介

なぜ? どうして? 物の仕組みを遊びながら理解する「ケルチェッティ社」

あそびのもり 2016年 46号より

「カラフルギア」や「ディスカバリー・カー」などのあそび道具を製造する、ケルチェッティ社の社長アンドレア・ケルチェッティさんに開発に対する想いをお聞きしました。

親子で開発するあそび道具

1950年に創業して以来、ケルチェッティ社では、子どもの興味を引き出し、創造性を育み、成長を助ける遊具を開発しています。どれもイタリアらしい鮮やかな色彩で、見ているだけで楽しくなるものばかり。

あそびを通して物の仕組みを学べる遊具もあります。アンドレアさんの父親で、創業者のアレッサンドロ・ケルチェッティさんは、子どもたちが遊びながら車の仕組みに触れられる体験をという想いから、中身が透けて見える「ディスカバリー・カー」を開発しました。

アンドレアさんがはじめて開発したのは、「カラフルギア」。歯車を上手くかみ合わせて遊ぶこの遊具は、身近な生活のなかにある技術や物事の関係性を、楽しみながら学ぶことができるというもの。歯車がいっせいにクルクルと動き出す様子は、子どもも大人も夢中になれる面白さがあります。

社長のアンドレアさん。2016年2月に行われたドイツのニュルンベルグ・トイフェアにて。

イタリアの子どもはみんな知っている

同社の遊具は、教育現場を中心に世界中から支持され、ベスト教育玩具賞など、数々の賞に輝いています。また、イタリア全土の幼稚園や小学校に100%導入されていることでも知られています。その理由は、教育的な観点と多彩な視点から開発・研究が行われていること、安全性が高く、高品質で長く使えることなど。

本社は、イタリア国内で有数の工業地帯である北西部のトリノにあります。

たとえば、商品開発においては、市場調査だけでなく、教育関係者、お客様や子どもをもつ父母と意見交換を何度も行い、子どもが何を好み、何に興味をもつのかについて徹底して研究を行っています。製造においては、品質や耐久性を追究し、一貫してイタリアの自社工場で製造するこだわりをもっています。

製造はすべてイタリアの自社工場で行っています。

アンドレアさんは、「子どもにとって遊ぶことは何より大事なこと。子どもたちのために学びを生み出すあそび道具をつくることは、私たちの使命」だと強い信念をもち続けています。その想いは遊具からも伝わり、それが世界中から愛される魅力につながっています。

子どもを対象に開催されたイベントの様子です。

  • 本インタビューは2016年2月時点のものです。
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