[ フランス ]

10月頃から街中でノエルを心待ちに。
当日は家族や親戚と
深夜までパーティ!

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大学在学中、パリに留学し現在の夫と出会う。2019年の結婚を機に渡仏。現在は2歳の息子と3人暮らし。

毎年フランス人がとても楽しみにしているNoël(ノエル=クリスマス)。寒くなってくると「今年のノエルは何するの?」「クリスマスプレゼントは何がいい?」とノエルの話で持ちきりです。10月頃には街中にツリーやイルミネーションが飾られます。百貨店やショッピングモールでも盛大に飾り付けがされ、クリスマスマーケットも大人気です。

フランスのクリスマスの飾りで欠かせないものにクレッシュがあります。キリストの生誕の場面を人形で再現したもので、フランス人にとってクリスマスは宗教的なイベントなんだなと感じる場面が多々あります。

クリスマスの雰囲気に溢れる街で、アドベントカレンダーを12月1日から毎日開けて、クリスマス当日を楽しみに待ちます。子どもたちはサンタさんに手紙を書いたりもします。

クリスマス前にはほとんどの人がバカンスに入ります。12月後半は「Bonne fête ! (良いクリスマスを)」という言葉が飛び交います。12月24日と25日はほとんどのお店が閉まり、家族でゆっくりとクリスマスを楽しみます。クリスマスイブは家族でディナー、クリスマス当日は親戚も集まってランチを食べます。アペリティフから始まり、前菜(フォアグラ、生牡蠣、スモークサーモン)、メイン(七面鳥、鳥の丸焼き)、チーズを食べて、デザートのブッシュドノエルまで、何時間もかけて楽しみます。ワインも何本も開けて、深夜まで食べて飲んでおしゃべりしています。

25日の朝は、子どもたちが楽しみにしているクリスマスプレゼントがツリーの下にたくさん置かれています。1人何個もプレゼントをもらうので、嬉しそうにラッピングを剥がし、新しいおもちゃで楽しそうに遊ぶ子どもたちを見て幸せな気持ちになります。たくさん食べて飲んでお腹は苦しいですが、家族とのんびり過ごすノエルもいいなと思います。

ヨーロッパのクリスマス

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