SIDE STORIESスタッフのこぼれ話


知ってる? #ボーネルンドのあそび道具

右前方に写っているのがMiaさん
今年も残すところあとわずか。クリスマスが過ぎたら、大晦日、お正月ーー 新しい年はあっという間にやってきます。
今回は、世界の玩具メーカーの皆さんから届いた新年の迎え方レポートをお届けします。家族の過ごし方や食べ物、街の雰囲気など、国ごとに少しずつ違う風習や文化の違いを楽しみながら、ぜひ読んでくださいね。
イーブー社CEO:Miaさん(アメリカ)
大みそかのニューヨークは寒くて、雪や霜でどんよりすることも多いんです。だから私は、友達や家族と自宅で過ごすのが一番。タイムズスクエアの中継を見ながら、みんなでカウントダウンを待ちます。街に出る人たちは厚手のコートに派手な帽子をかぶって、冬の夜を楽しんでいます。
家族では、シャンパンを用意して、真夜中にオイスターなどをつまみながら乾杯するのが恒例です。新年を迎えたら、『ハッピーニューイヤー!』と大声で挨拶して、キスやハグで盛り上がります。街のあちこちで花火が上がる瞬間は、いつも特別な気分です。
若い頃は、早朝のセントラルパークでアイススケートを楽しむのが大好きでした。ベセスダ噴水のそばで滑ると、都会の喧騒を忘れ、雪化粧の木々や遠くのビル群を見ながら、まるで自然の中にいるような気分になれます。噴水の中央には、広場を見下ろす天使の銅像が佇んでいて、ここは私のお気に入りスポット。特に雪の朝は、まるで魔法がかかったように幻想的で、思わず息をのむほどです。

セルビアの伝統的なパン「チェスニツァ」
メシュカ&フレンズ社CEO:Emeseさん(セルビア)
セルビアでは12月の初めから、街や家にクリスマスの雰囲気が広がります。家を飾ったり、音楽会の練習をしたり、セルビア版サンタのDeda Mraz(デダ・ムラーズ)に手紙を書いたりして過ごします。Deda Mrazは12月25日ではなく大みそかにプレゼントを届けてくれるので、子どもたちはその日を心待ちにしています。
12月25日を過ぎても、お祝いムードは年明けまで続きます。 1月7日のセルビア正教のクリスマスに向けて、家では準備が進みます。クリスマスイブにあたるBadnje vece(バドニェ・ヴェチェ)には、健康や繁栄を象徴する『バドニャク』という楢の枝を集めます。当日は、家族で『チェスニツァ』という丸いお祝いパンを焼きます。中にはコインが仕込まれていて、コイン入りのピースを食べた人は、その年幸せに過ごせると言われています。 食事の後は親戚を訪ね、お菓子をもらったり、親族にまつわる話を聞いたり、学校で習った詩を暗唱したりして過ごすのが恒例です。
冬休みが終わる1月下旬、子どもたちは思い出を胸に学校へ戻っていきます。

赤ちゃんの頃からハンボクを着ている息子さん
ジムワールド社営業担当:Selina さん(韓国)
韓国ではクリスマスが終わると、一気に「一年の締めくくり」の雰囲気が広がります。身近な人に感謝を伝える、あたたかい季節です。1月1日には家族や大切な人と初日の出を見に出かけ、健康や幸運を願いながら新年の挨拶を交わします。
冬休みの学生たちは、スキーやそり遊びなど冬のレジャーを楽しみます。そして欠かせないのが温かい冬のおやつ。あんこ入りの魚型「ブンオパン」、甘いシロップの「ホットク」、ふかふかの「ホッパン」など、手軽でおいしい定番スナックが揃っています。冬に韓国を訪れたら、ぜひ味わってみてください。
年明けには旧正月『ソルラル』があります。親戚を訪ね、伝統服『ハンボク』を着て年長者にお辞儀する『セベ』など、家族のつながりを大切にする行事です。祖父母や親戚とおいしい料理を囲んだり、先祖のお墓に礼を尽くしたりと、心あたたまる時間が流れます。欠かせない料理は餅入りスープ「トック(トックク)」。韓国では「トックを食べると一つ年をとる」とも言われ、新年の象徴です。
また韓国の学校は3月に新学期が始まるため、1?2月の冬休みは「先取り学習」に励む学生も多く、新学年のスタートに備える期間でもあります。