SIDE STORIESスタッフのこぼれ話


知ってる? #ボーネルンドのあそび道具

ボーネルンド歴35年。
原宿本店を拠点に、たくさんの親子のあそび道具選びと子育てに寄りそってきた、インストラクターの奥村さん。私たちスタッフにとっても、接客やあそび道具の知識、そしてお客様との向き合い方まで、多くを学ばせていただく“THEカリスマ”。
そんな奥村さんがいま夢中になっているのは、6ヶ月と4歳、ふたりのお孫さんとの日々です。
「孫育て」は、子育てとはまた違う楽しさ
「子どもが好きだから、自分の子育ても楽しかったけれど……孫育てもやっぱり、すごく楽しいですね」と笑う奥村さん。「自分の子どもの時は、無我夢中でがんばっていた気がします。でも孫の場合は、少し距離をとって、冷静に、でも愛情たっぷりに関われる。それが違いかもしれません」
娘さんのお子さんを、月に3回は預かっているそうで、「1週間会わないと、もう“孫ロス”なの」と、冗談交じりに語ります。「今のママたちはとても賢くて、ドゥーラさんやシッターさんなど、周囲のサポートを上手に活用して、自分の時間もきちんと確保している。お客様と話していても、ドゥーラさんの話題で盛り上がることが増えました。関わる大人が多いって、やっぱり良いことですよね」

毎日のあそびにも、
小さな「工夫」と「テーマ」を
ふたりのお孫さんとは近所の児童館や公園へ行ったり、イベントに参加したりと、毎日を元気いっぱいに過ごしているそう。
「娘から“1日30分くらいは知育の時間を作ってほしい”とリクエストされていて、指先を使うあそびや、英語の音楽を取り入れるようにしています。ハマビーズは孫のお気に入り。専用コーナーをつくって、色分けしたビーズをセットしておくと、いつでも好きな時に取りかかれるんです。児童館の棚づくりを参考にして、パズルもジップロックで整理しておくなど、小さな工夫を積み重ねています」
一緒に遊ぶ時は、「今日は何で遊ぼうか?」と孫に問いかけ、その日のテーマを決めて取り組むのが奥村さん流。たとえば、公園で平均台を渡れるようになった日は、「今度はその上でじゃんけんしてみようか」と、新しいチャレンジへつなげていくのだとか。「“この前はこれができたから、次はこうしてみよう”って、子どもってどんどん成長していくでしょう。その流れに寄り添いながら、一緒に楽しんでいます」
周囲からも「こんなお母さんだったら、娘さんも幸せよね」と声をかけられることも多いそうで、「それがまた嬉しくて、励みになりますね」と目を細めます。

ベビー期には「音」の力も大切に
「6ヶ月の下の孫は、ミルクも飲んで、おむつも替えて、でも眠くて泣き止まない…そんな時にシギキッド社のオルゴールを聞かせながら抱っこしてゆらゆらすると、すーっと寝てくれるんです。新生児の頃から聞かせていたから、安心するのかな」
上のお孫さんにはミュージカルモビールが大活躍。ベッドとリビングに2つ設置していたというほどのお気に入りだったそう。
「オルゴールの音って、大人の気持ちまで落ち着かせてくれる。赤ちゃんの顔を見ながら、1〜2分の曲を繰り返し聞かせることで、安心感につながるのかなと思います」

あそびの話が、子育ての話に広がっていく
「お客様とお話していると、道具のことだけじゃなくて、いつの間にか子育てや孫育ての話になりますね。お互いに『あ、そんなやり方もあるんだ!』って気づきがあって、すごく楽しい時間です」
35年のキャリアを経てもなお、「新しい発見があるのが、あそびの世界の面白さ」と語る奥村さん。
親として、インストラクターとして、そして今は“おばあちゃん”として。あそびの楽しさを知る人の、やさしくも頼もしい言葉の数々に、今日もまた誰かが勇気をもらっているはずです。