コラム

〜 赤ちゃんと未就学児が安全に遊べる場所 〜
ママと赤ちゃんの時間を「あそび」で豊かに

中西みのり副社長

あそびのもり 2019年 52号より

おむつ替え、授乳場所、遊べるスペース…。赤ちゃんとの外出には、いくつものハードルがあります。
お家のリビングやお庭のつづきのような、ママと赤ちゃんの心地よい居場所をつくりたい。
発達に合わせたあそびがそろうトット・ガーデン開発の思いを、設計者である中西みのり副社長に聞きました。

赤ちゃんも楽しめて大人も心地いい空間を。

「ママも安心してゆったりと過ごすことができ、赤ちゃんや小さい子どもが安心して安全に遊べる日常的なあそび場を」とのコンセプトで、「ボーネルンド トット・ガーデン」ははじまりました。一号店としてレイクタウンアウトレット店(埼玉県越谷市)を2015年に10月にオープン。今では全国7店舗になりました。来てくださるママやパパの様子から、いかに小さなお子さんとそのご家族がリフレッシュでき、親子が交流できる場が必要であるかを痛感しました。私自身も出産・育児を経験する中で、もっともっとママと赤ちゃんが利用しやすい場にできるのではと考え、トット・ガーデン八千代緑が丘店とハレノテラス東大宮店は、さらに進化させています。

赤ちゃんの細かい発達とママの便利さを徹底的に追求。

赤ちゃん自身が楽しく遊べる場であることは大前提ですが、大人にとっても快適で洗練された雰囲気を感じられることが大切だと考えました。以前はおしゃれなカフェやショップを訪れることが楽しみだったのに、赤ちゃんと一緒に出かけるとなると、途端にファンシーでチープな空間ばかりであることに個人的にがっかりしたという経験も、その大きな理由です。

あそびの機能としては、ねんね期の赤ちゃんが上を見上げたときのために、目線の近いところにモビールを配置。視力の未発達な赤ちゃんが認識しやすい「赤と緑」、6カ月くらいになると「青と黄」が認識できるようになるので、壁に描く「青と黄」は、モチーフもより具体的なものにしています。赤ちゃんは2、3週間という短いタームの中でできることがどんどん増え発達していくので、その発達の段階をきめ細かく分析し、発達に沿ったあそびを揃えています。「ごっこ遊び」はモチーフも簡単なものに、運動を促すあそび道具も、高さの低いものを導入しました。また、家の中ではなかなか走ったりすることができないので、子どもが思い切り走れる直線距離も、確保しています。

ママの便利さも追求しました。授乳室はプライバシーが守られるように工夫しています。また授乳中やおむつ替え中に赤ちゃんの視覚が刺激されるよう、壁にデザインも施しています。

新たな取り組みとして、ひとりで子育てを頑張っているママや悩みを抱え込んでいるママが、少しでも外とのつながりを持つことができればと、プレイエデュケーター認定証を発行するワークショップも始めました。

ママと赤ちゃんのための心地のよい場をさらに進化させて、赤ちゃんと過ごす毎日がもっと楽しくなるお手伝いをしていきたいと考えています。

ボーネルンド認定プレイエデュケーター認定証がもらえる!!
プレイエデュケーターとは?

さまざまな活動を通じて親子と向き合ってきた、発達の専門家である星山麻木先生とボーネルンドが、現代の子育て事情を踏まえて、新しい認定制度を開発しました。ワークショップは全7回行われ、そのうちの5回に参加すると、認定証を取得することができます。

こんなワークショップです!
親子のスキンシップを軸に、毎回異なる発達テーマを学びます。

ボーネルンド トット・ガーデンで大切にしたポイント

  • 子育てコミュニティのサポート
  • 安心して過ごせる赤ちゃんの空間
  • お出かけの合間のうれしい設備

赤ちゃんとママの心地いい居場所

ボーネルンド トット・ガーデン
ハレノテラス東大宮店

「住みたい街」として注目されているさいたま市。この地域の人々の生活に寄り添う商業施設「ハレノテラス」内にオープン。『プレイエデュケーター』のワークショップも開催しています。

ねんねの時期からたっちの時期まで赤ちゃんがのびのび遊べる専用ゾーン。

会話が始まる頃のごっこ遊びや組み立て遊びも楽しい。

赤ちゃんのお世話に必要なものが揃うベビーショップ。

ボーネルンド トット・ガーデン
イオンモール八千代緑が丘店

トット・ガーデン最大の86坪のスペースに、お庭のような開放的な空間が広がります。ドイツ・ベカ社の木製遊具を中心に、レンガの石畳をイメージした赤ちゃん専用エリア、授乳室や軽食スペースなども完備されています。

1〜2歳頃の発達に合わせたあそびを揃えているから行くたびに新たな発見があります。

授乳室やおむつ替え用の台、軽食スペースもあり。

のぼったりくぐったり。色々な体遊びが楽しめる。

教育現場でも「あそび」が活かされています。

幼稚園や保育園の園庭にはあそび場がありますが、小学生になるとどうでしょう? 小学校の校庭にある道具は、のぼり棒や鉄棒など、「体育器具」がほとんどで、「あそび」のための道具ではありません。体育器具は、大人が子どもに運動を「させる」ために考えられた道具のため、運動が苦手な子どもが楽しく遊ぶことは難しいのです。

ボーネルンドがはじめて本格的に小学校のあそび場をプロデュースしたのは2008年。東京都の立教女学院小学校でした。子どもたちの体力や集中力、コミュニケーションする力に、先生たちが課題を感じたことがきっかけです。さまざまな議論を経て完成した、約250m2のあそび場は、子どもたちの発案により「Joy Platz」と命名。完成から10年、異年齢の交流も増え、子どもたちは休み時間に思い切り遊び、授業にも集中できるようになったそうです。

広島県三原市では、人口減のため小学校が統廃合されました。これによりスクールバス通学の児童が増え、運動不足が心配されました。また、教育委員会が行ったアンケート調査でも「友だち関係が不安」という子どもが多かったのです。そこで、誰もが楽しく遊べ、集団でのあそびを促す大型遊具と回転遊具を提案、三原市立久井小学校の校庭に設置しました。子どもたちは体を使って思い切り遊び、一緒に遊ぶことで自然と友人関係を築き、コミュニケーションも活発に行われています。

小学校にも「あそび場」があれば学校がもっと楽しい場所になる。遊んだ後は学習にも集中できる。子どもたちが健やかに学び心も育める環境を、私たちはこれからも提案し続けます。

横浜雙葉小学校

子どもたちは自分の運動能力を試すかのように、どんどんチャレンジ!

広島県三原市立久井小学校

運動不足の解消と友だち関係づくりに役立つようにあそびを導入。

立教女学院小学校

1年生から6年生まで、体遊びを存分に楽しめるプレイコート。

小学生も思い切り楽しめるあそび場

福島県郡山市
ペップキッズ こおりやま

東日本大震災後「被災地にもキドキドを」という福島で子育てをするパパ、ママからの願いを受けてできたあそび場。「外でできるはずだったあそびをすべて屋内で」を合言葉に1,600m2 もの大規模なあそび場がつくられました。7年間で延べ200万人の親子に利用され、市の子育て支援センターとしても活用されています。

東北最大級の屋内あそび場。70平方メートルもの砂場はいつも大人気です。

東京都練馬区
ASOBRAVO!(アソブラボー!)

世界のあそびを全身で楽しめる、屋内型親子のあそび場が「水と緑の遊園地 としまえん」内にオープンしました。注目は、1,000平米という広さ。ひとつひとつの遊具が大きく、のびのびとダイナミックな動きを楽しめます。また、コンストラクションゾーンではブロックやマグネットの組み立ても楽しめます。

よじ登ったり、大きなボールプールに飛び込んだり、たっぷり遊べます。

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