ぴったりの乗りものを見つけよう

Q1乗りもの遊びはいつから?
乗りもの遊びがそろそろ?と感じる1歳頃は子どもにより体の大きさや発達が様々。できるかな?できないかな?と悩みます。
目安は座ったときの状態。背骨が安定しグラグラしなければ、乗りもの遊びの準備ができはじめた合図です。
最初は足を使って漕げなくても、座って目線や姿勢が変化するだけでも楽しいあそびに。腹筋や背筋などの体幹が強くなる効果もあります。次に「足蹴り・足漕ぎ」へ。あそびが三輪車や自転車に乗るときの、ペダルを踏み込む脚力などにつながります。
Q2乗りもの選びのポイントは?
使用するシーンと乗る子どもの体格を考えて選んでみましょう。使用するシーンとは、例えば室内か屋外か。屋内なら部屋の中でも小回りがきくサイズ感、屋外だったらアスファルトの道路で思いきり走れる耐久性が重要になってきます。
また、子どもの体格にぴったりなものを選ぶことで、体にかかる負荷を軽くするだけでなく、「乗れた!」という達成感にもつながります。スピードが出せた、ハンドル操作ができたなど、一つひとつの「できた!」という積み重ねが子どもたちの「もっとやりたい!」という意欲や自信を育てます。

成長に合わせて選べる ボーネルンドの乗用遊具

木の四輪バイク

主な特長

  • あんよの頃の子どもが乗ることを想定し、ハンドルの位置や座面の高さを設計。
  • まだ姿勢が安定しない子どもがどの位置に座ってもお尻が落ちにくい座面。
  • 室内で走っても、床を傷つけにくいゴム製のタイヤ。
  • 自然のぬくもりを感じ、シンプルで美しいデザイン。
Q屋外でも乗れますか?
タイヤはゴム製ですが、床を傷つけないようやわらかい素材なので、屋外で乗り回すと磨耗します。磨耗が進むとタイヤがボロボロになり、走行時の安定感も悪くなるのでおすすめしません。

ボビーカー・クラシック

主な特長

  • くぼみのある座面は、お尻を包み込むようにサポートするので、座り姿勢が安定。
  • 屋外で思いきり遊べるよう、軽くて耐久性に優れ、日差し(紫外線)による色褪せがしにくいプラスチックを使用。
  • 2歳頃のなりきり遊びの世界が広がるよう、クラクションなどの機能付き。
  • 思いきりスピードを出したり、多少手荒く扱っても壊れにくいよう、本体はつなぎ目のないモールド成型(型抜き)で一体化。
Q室内でも乗れますか?
乗っても問題はないですが、子どもが思いきり足蹴りで走る爽快感を味わえるよう、屋外で走行できる耐久性を追求しています。タイヤの仕様も、アスファルトの地面を走行するとオフロード感を楽しめるようになっているので、屋外で遊ぶほうがおすすめです。

愛用してます!利用者の声

ボビーカーを買ったのは息子が2歳の頃。箱から出した時は「わぁ!」と赤いボディが気に入ったのか部屋中を駆けずり回って喜んでいました。ハンドルを取りつけ、「完成!これからこれは寛太の車だよ!」と伝えると今までに見たことのない喜びようではしゃいでいたのを思い出します。恐らく父親が運転する背中を見て、自分の車を持てたことが嬉しかったのかなぁ。
同時に二輪バイクも購入しましたが、やはり2歳児には難しいらしく、二台置いてあると必ずボビーカーを選んでいましたが、3歳になった今ではその日の気分で乗りわけています。

かんたくん、3歳(写真:2歳頃 身長90cm)

ペリカンデザイン三輪車

Q三輪車って必要ですか?
「乗る時期が短いから、もったいない」という声も聞きますが、子どものからだの成長という点では、三輪車はとても大きな意味をもっています。まずは、止まっても倒れない安定感のある三輪車に座れるようになること。そして足を踏ん張ってペダルをこぐこと。自分の力で操って動かすことで、脚力や腕力・バランス感覚を養うことができます。歩き始めて体のバランスがとれ、自分の動きをコントロールできるようになる頃に欠かせないものです。
Q足蹴りタイプの二輪車とは何が違うの?
足蹴りタイプの二輪車と違い、三輪車は「安定感がある」「ペダルをこぐ」という2つの特長があります。まず、本体が三輪でしっかり自立するので安定感があり、転びにくいです。万が一転んだ場合も、車高が低いので大きなケガへつながるリスクが低いと考えられています。2つ目に、自転車はギアが付いているので、少しの力でもスイスイ進みますが、三輪車は本体の重さと乗っている自分の体重とを合わせてこがなくてはなりません。そのため、ペダルをこぐためには相当な脚力が必要であり、自然と全身の筋力も鍛えられます。安定感やこいだ分しかスピードがでないなどの観点から、三輪車の方が比較的低めの年齢から始められる方が多いようです。
Q押し棒が付いているタイプと迷います。
三輪車も色んなモデルが登場しているなか、ボーネルンドが「押し棒なし」のタイプにこだわる理由があります。それは三輪車が「幼児期の体の基礎を育む道具」だと考えているからです。押し棒が付いていると、押している大人が主体となり、スピードや方向をコントロールしてしまいます。そのため、ペダルに足が乗っていても子どもが自分の力で踏み込めず、ベビーカーで移動しているのと変わりません。子どもが主体となって動かすことで、体の基礎が育まれます。とはいえ、道幅が狭かったり、一人で進んでしまうと危ないなど、様々な理由で押し棒付きと迷われる方が多いと思います。使用する目的や周辺環境を考慮してぴったりの1台を見つけてください。

対象年齢 2歳〜5歳ごろ

主な特長

  • 人間工学的に徹底的に研究し、設定されたデザイン。
  • 安全性を追求し、尖ったところがなく、ボルトやナットはすべて内部に組み込まれている。 車輪には足の巻き込まないようにホイールを施する。
  • 車幅が広く丈夫なので、転倒しにくく、「思いきりこいでみたい」という子どもの欲求に応える。
  • スチール製の車体を自動車と同じ紛体塗装で仕上げているので、屋外の雨風に強く、錆びにくい。
  • 子どもの成長に合わせて座面の位置を2段階で調節可能。
    平衡感覚や直進するための調整力も身に付き、体づくりに欠かせない多くの要素を含む。

主な特長

  • 基本構造は荷台なしのものと同じ。荷台が付いているので、バケツやスコップ、お気に入りのあそび道具を乗せて走れる。

愛用してます!利用者の声

2歳のお誕生日にプレゼントしました。初めはペダルでこぐのが難しく、両足で地面をキックして進んでいました。3歳になり、大分体力がついてくると自然とペダルでこげるようになり、そうするとスピードも出るようになって楽しんで乗っていました。「はじめての自分の乗りもの」と思って、とても愛着を持って大事に乗ってくれています。5歳になった今でも大切に乗っています。

めみちゃん(左写真:2歳の頃 身長85cm / 右写真:4歳の頃 身長100cm)

マイスターの確かな技術で優れた乗用遊具をつくる

ウィンザー社From Denmark

デンマークにゆかりのあるバイキングのマークが目印のウィンザー社は、森と湖に囲まれたシルケボー郊外にある、乗用遊具専門メーカーです。1932年の冬、不慮の事故で左足切断となったアンダース・ウィンザー氏が、鍛冶職人として培ってきた技術を活かして子どものための道具をつくろうと思ったことが始まり。「Learning by moving 〜からだを動かすことで学ぶ」をコンセプトにつくられた乗用遊具は、筋力やバランス感覚など全身の発達を促すのは、もちろん、体遊びの爽快感や精神的な充足感が、集中力や想像力、コミュニケーション力の刺激につながることにも着目して開発されています。子どもの視点やあそびに重点を置き、安全性・耐久性に優れた製品づくりを追求。デンマークにある工場では、精密につくられた部品を使いながら、高い技術力を持ったマイスターたちが一台一台丁寧に製造を行っています。